PVsyst 日本語解説
∼PVsyst 日本語解説∼
PVsystシミュレーション結果(ver7.1)の日本語解説です。
シミュレーションレポートの内容に合わせて、詳しくご説明いたします。
Pvsyst 日本語
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プロジェクト概要・シミュレーション結果要約
太陽光発電シミュレーション全体の設定概要と目次が記載されています。
~プロジェクト概要~
本プロジェクトの発電所位置や、気象データなどを示しています。
シミュレーションに用いられている気象データは、MeteonormやSolarGIS、NEDOなど数多くあります。各気象データで日射量の予測値が異なるため、どの気象データを使用すればより実際の発電量に近い値になるか比較し検討します。
~システムの要約~
プロジェクト全体のシステム設定概要について示しています。
~シミュレーション結果要約~
シミュレーション結果を簡易的に記載しております。PR値(Performance Ratio)とは、仮想電力(日射のエネルギー量が理想的な状態の上で、損失することなく電気に変換されると考えた場合)に対し、実際にどの程度の発電量が得られるかを示す指標です。
このPR値が高いほど、発電効率が高いことを表しています。
シミュレーション係数,太陽光アレイ/システム特性
シミュレーションの際に設定した、パラメータや太陽光アレイ情報、アレイ損失値が記載されています。
~シミュレーションパラメータ~
架台や気象モデルの詳細について示しています。
~太陽光アレイの設定~
モジュール及び、インバータの詳細について示しています。
~太陽光アレイの損失~
アレイに由来する損失率を示しています。
シミュレーション係数,太陽光アレイ/システム特性
AC配線損失(インバータ~変圧器)と外部変圧器AC損失(変圧器~送電線)までの設定損失値が記載されています。
~AC配線損失~
インバータから変圧器までの配線による損失値について示しています。配線長さと配線断面積を設定することで損失値を算出します。
~外部変圧器AC損失~
変圧器から送電線までの配線による損失値について示しています。
地平線の定義
発電所に近い、地平線データの詳細について記載されています。
~太陽光軌道(高度/方位角)~
グラフは、縦軸に太陽光度、横軸に方位を示しています。
グラフ下に表示されてあるグレーライン以下の箇所は、影がかかることを示しています。
近接影(隣接架台や樹木などの影)の定義
~太陽光発電所と周辺影要因の3次元モデル~
作成した3D地形モデルとパネルレイアウトを組み合わせた太陽光発電所の3次元モデルです。
周囲に影の影響となる木や構造物を設置してシミュレーション行い、影の影響を詳細に再現できます。
~各時期の影による損失割合~
それぞれの時期において生じる影の損失割合をグラフで示しています。
シミュレーション結果
シミュレーション結果の詳細と月別・年間発電量について記載されています。
~初年度月別発電量・初年度月別PR値~
発電初年度の月毎の発電量と、月毎のPR値をグラフ化し示しています。
~月別・年間発電量 シミュレーション結果~
月別、年間の発電量やPR値を数値化し、表で示されています。
損失の内訳
発電を行うにあたり、様々な損失が生じます。まず日射量が入力されて、ここから各損失地が引かれます。最終的に実際の発電量に近い値を算出しています。
~年間損失割合~
まず、グラフの一番上は、日射量や影などの周辺環境における損失値を示しています。
次に、モジュール由来の損失値、インバータ由来の損失値を示しています。
最後に、インバータから連系されるまでの配線、変圧器により生じる損失値が引かれ、実際の発電量が示されています。
統計確率(P50-P90)評価
太陽光発電は、気象条件やモジュールの汚れなどにより、発電量の増減が左右されます。
統計確率評価では、何%の確率で発電量が達成できるか記載されています。